メタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪の蓄積が諸悪の根源と言われていますが、内臓脂肪と3つの危険因子との関係を見てみましょう。

内臓脂肪が高血圧、高血糖、高脂血症を引き起こす原因となるのはどうしてでしょうか?

内臓脂肪と高血圧

内臓脂肪が増えすぎると血液の中の血管を修復する作用のある善玉物質のアディポネクチンがほとんど分泌されなくなってしまいます。

そうすると、血管の弾力性が衰え、血圧がたかくなります。

さらに内臓脂肪は、糖の代謝を助けるインスリンの働きを妨げてしまいます。これをインスリン抵抗性といいますが、インスリン抵抗性が進むと、腎臓での塩分の再吸収が促進され、血液量を増やしてしまい、血圧が上昇してしまいます。

内臓脂肪と高血糖

内臓脂肪が増えると糖の代謝が悪くなり、血糖値が急激に高くなります。しかし、インスリンの働きが低下しているため、増えすぎた糖を処理することができなくなり、血糖値が上がってしまうのです。

この状態で喫煙をしている人はさらに危険です。ニコチンの作用でインスリンが効率的に作用しないインスリン抵抗性の状態となり、さらに血糖値を上昇させてしまうからです。

内臓脂肪と高脂血症

内臓脂肪が増えると、コレステロールなどの脂質の運搬を行うリポたんぱくを効率よく分解することができなくなり、内臓脂肪を抱え込んだ状態のまま血液の中に溜まっていきます。

中性脂肪が多すぎると、燃えかすであるレムナントも増えてしまい、血液がドロドロになってしまいます。